ロシア国民の諺。政府は信用できなくても、ダーチャは信用できる

ロシア国民の諺。政府は信用できなくても、ダーチャは信用できる

武蔵野市は極東地方の中心都市ハバロフスク市と1987年から交流があり、1991年の夏に武蔵野市民の小・中学生をハバロフスク市のアムール河畔でバードウォッチング等の自然体験のために派遣して以来、30年余りの友好交流の歴史がある。

私も何回か訪問しロシア極東地方の市民生活にふれ、ソ連邦崩壊という歴史的大事件に揉まれながらも、人々が明るく心豊かに暮らしているのを実感した。素晴らしい国民性を感じると同時に、悠久の大地の中で骨太に暮らしていることに感銘した。

そこで、たびたび聞いたジョークが「政府は信用できないが、ダーチャがある」という言葉だ。郊外に小さな小屋付き自家菜園を各人が持ち、金曜日の夕方から出かけて土日で耕作する。とのこと。

ロシアの国民生活を支えているのが、ダーチャなのかと実感する。