ゴマ塩頭のイチロー3,000本安打―差別と称賛の中での達成おめでとう!

ゴマ塩頭のイチロー3,000本安打―差別と称賛の中での達成おめでとう!

,000本安打達成で帽子をとってファンの歓声に応えるイチロー、短く刈り込んだ頭に白いものが目立つ、ゴマ塩頭に長年の苦労がしみ出る。

 アメリカは差別の国であると同時に、フェアプレーの精神が併存する国でもある。イチローが日米通算安打4,000本でピートローズを抜いた時、ピートローズは「自分はメジャーリーグだけだ、イチローは日米通算だ。そのうち高校野球の安打数も加算するのでは?」と皮肉った。

 一理ある言葉だが、イチローの年間安打数は日本の野球で1シーズンに打った安打より、はるかに多いのだ。

 メジャーリーグから日本のプロ野球に移籍した選手でメジャーリーグでは打てたが、日本ではさっぱり打てない選手もいた。

 条件の異なる二つの球界で打ちまくったことが偉大なのだが、ピートローズとしては不満だ。イチローは野球を国技として大切にしている米国で、差別の意識にも数多く出あったに違いない。

 一方、フェアプレーに価値を認め大拍手を送るのも米国の素晴らしいところだ。米国野球というルールの中で、長年努力して見事に3,000本を超えたイチロー、米国の大多数のファンが偉大なる記録を認め祝福した。

 そしてメジャーで3,000本安打を達成したイチローが日本でも1,000本以上の安打を打っていたのかと思うだろう。

 イチローの長年のひたむきな努力と強い意志、才能に祝福の大々金メダルを差し上げたい。

 国民栄誉賞に推薦したい。おめでとうイチロー!