菅義偉前総理お疲れさまです。官房長官から通算9年、権力の中枢を担って来られたことに敬意を表します

菅義偉前総理お疲れさまです。官房長官から通算9年、権力の中枢を担って来られたことに敬意を表します

菅さんは第二次安倍内閣で官房長官に抜てきされ、以来8年間官房長官として、また総理として1年、合計9年の長期にわたって日本国の権力の中枢を担って来られました。1日も休まる日がなかったことと存じます。心から御礼申し上げます。

思い出すのは平成18(2006)年の第一次安倍内閣で菅総務大臣が任命され、菅大臣の下で私は当選2年目で総務大臣政務官を1年間務めました。

在任中は夕張市再建問題や、携帯電話を通じて女子中・高生が性犯罪に巻き込まれるのを防ぐためフィルタリングをかける問題等に取り組みました。とりわけ当時は、ケイタイにフィルタリングをかけると通信の秘密を侵す法制度はいかがか等、原理主義的な発想が、国会や総務省の所管局では根強くありましたので苦労しました。そこで未成年者がケイタイを使用する場合、通信会社とユーザーとの契約でフィルタリングをかけることを私が提案しました。法による強制で通信の秘密を制限するのではなく、民事契約という任意な形をとることにしたのです。菅総務大臣は「それは良いアイディアだ」とNTT・KDDI・ソフトバンクのキャリア3社の社長に大臣室に来てもらい、菅大臣から直接お願いして実現しました。

菅さんは総務大臣としての実績が認められて、民主党政権後の第二次安倍内閣で官房長官に就任しました。

当時の菅総務大臣の下で働いたことを懐かしく思い出しています。永年日本国のために尽くされ、ありがとうございました。