武蔵野市令和4年度予算、一中・五中の建替、保健センターの新築、吉祥寺・三鷹・武蔵境三駅の街づくり、スポーツ文化施策、CO₂対策とマイクロプラスチック等の主要課題について市議会で集中して議論することを期待

武蔵野市令和4年度予算、一中・五中の建替、保健センターの新築、吉祥寺・三鷹・武蔵境三駅の街づくり、スポーツ文化施策、CO₂対策とマイクロプラスチック等の主要課題について市議会で集中して議論することを期待

施策方針は市役所総合政策部を中心に各部署が材料を持ち寄って書き込むのだろうが、何が今年度の重要施策なのか市民に分かりやすく提示するとともに、市議会でも焦点を当てて議論してほしい。

残念ながら、施政方針を読むだけではわからない。分厚い予算書は読めない。適切な情報提供をと市長が繰り返し述べているのだから、施政方針を読むだけで分かるように作ってほしい。

  1. 一中・五中の建替えが始まる年度だ。義務教育課程の中学校の建替えは、学校教育法や地方教育行政の組織と運営に定められた市区町村の基幹施設である。2校で5億円の設計予算。やがて100億円近い建設予算が見込まれる。学校の設置者は市区町村であり、教育委員会ではない。市長の施政方針の“いの一番”で語るべきではないだろうか。
  2. 保健センターの新築・増設は築34年で老朽化したと位置付けている。異例なことで、他市では考えられないことだ。9000㎡の保健センターが必要か?過去34年に渡って市民の健康を守って良い仕事をしてきたが、時代の変化に伴ってリハビリ等は各病院や介護施設が担うようになった。スクラップビルドでダイナミックに議論してほしい。
  3. 吉祥寺・三鷹・武蔵境の街づくりが、ほとんど触れられていない。とりわけ吉祥寺は、吉祥寺図書館・吉祥寺シアター以来20年近く投資をしていない。南口・東部地区・ハモニカ横丁等、今すぐ結論を出すことは不可能だが、せめて予備調査を含めて次に道筋をつないでおくべきではないか。
  4. 武蔵野市民文化会館・総合体育館・プレイス等の文化・スポーツ多機能施設は合計すると約30億円のランニングコストがかかっている。毎年、巨額な費用をかけている武蔵野市が誇る文化・スポーツ事業を、もっときちんと書き込むべきではないだろうか。そして、市議会でも内容や管理の在り方を議論してほしい。
  5. CO₂対策やマイクロプラスチックの地球環境問題は、将来の人類の生存に関わる長期的な課題だ。エコReゾート啓発事業に留まらず、市として具体的に出来る事業をきちんと方向づけて取り組んでほしい。こういう課題に先陣を切ることが財政力NO.1の武蔵野市の使命ではないだろうか。

市民代表の市議会の熱い論戦に期待してます。