大嘗祭は宗教的行事だから国費を支出するのは憲法違反の疑い等の意見をマスコミが紹介しているか?

大嘗祭は宗教的行事だから国費を支出するのは憲法違反の疑い等の意見をマスコミが紹介しているか?

大嘗祭は、天皇陛下が即位なされる時に一回限り行われる歴史と文化と伝統に則った皇室行事である。

憲法違反という主張には、三つの問題がある。

① 憲法が禁止しているのは特定の宗教団体に対して公金を支出してはならないという意味であり、天皇陛下は日本国の象徴であり国民統合の象徴である。

② 仮に直接国費として支出しないで、皇室の内廷費として計上しても原資は国の予算であり国民の税であることは変わらない。イギリスの王室は国土の1/3を所有するという大財産家だが、日本の皇室は財産を私有していない。

③ 憲法違反という主張をする人に聞きたい。では、どうすればよいのか?と。大嘗祭をやめろというのだろうか?

天皇陛下の存在は、単に現憲法に規定されているだけではない。2000年の日本の歴史の中で形成されてきた存在だ。

大多数の日本人の“サイレント・マジョリティ”は、天皇の存在をしっかりと受け止めている。