一日6万円の保証は儲かるところがあるが、焼け石に水の大規模な店もある。せめて面積要件ぐらい入れるべきでは―コロナ対策会議

一日6万円の保証は儲かるところがあるが、焼け石に水の大規模な店もある。せめて面積要件ぐらい入れるべきでは―コロナ対策会議

一昨日18日に開催の自民党政調新型コロナ感染症対策本部会議で法律改正の骨子が説明された。出席した議員100名超、各省の説明者を加えて130名、壮観だ。マスクを付けて、窓を開け放して空気を常時入れ換える。寒いぐらいだ。
「一日6万円支給されると、従業員を雇っていない店は儲かる。一方大きな店舗は焼け石に水と言っている。せめて店の面積に応じて何通りかに分けるべきだ」
「この法律は知事に権限を与えているが、知事が不十分な場合、厚労大臣などが直接執行出来る規定を入れるべきでは? 有事なのだから」
「病床をどう確保するかが問題だが、公立の病院は規模も大きく人員も揃っていて赤字になれば税で補填するのだから、まず国公立の病院から率先してやってもらうことが必要」
「東大病院には1000名の医師がいるが、重症者は8人しか入院していない」
「民間病院は数では全体の70%を占めるが、病床数では56%の病床しかない。選択と集中が必要」
「5%の病床をコロナに振り分けると15%の人員を使う。さらに民間病院の医療従事者は公立より年収100万円低い。十分な保証をしないと経営上受けないし、看護師などが辞めてしまうリスクもある」
「看護師は国家資格だが登録制度がない。70万人の潜在看護師がいるが、登録しているのは13万人だ。登録を義務化すべき」
「エンタメ関係は公演が中止になって収入ゼロ、仕込んだ公演の経費が持ち出し、この一年自殺を考えた人が30%いるという。梃子入れしないと日本の文化・芸術が滅びる」
「ワクチン接種が始まるが、接種を受けた人とまだ受けていない人の混在が始まる。接種証明は出せないのか」
「英国の死者は全人口比で割ると750人に1人が亡くなっている。日本は3万人に一人だ。コロナの感染防止は大事だが冷静に考える必要もある」
「民間病院の会合に行った。臨時にコロナ病棟をつくってもよいが、コロナが収束した後どうするか保証がないと(民間病院経営者)」
「民間にやってもらうのではなく、拠点病院をつくり、そこに民間から輪番で人材を出してもらうという発想は?」
「飲食業の保証はよいが、そこに納入している食材やタオル等関連業者の減収も補填して欲しい」
「ワクチンがマイナス70℃という超低温。国が十分なフォローしないと、市町村だけでは十分な対応が出来ない」
「海外からの入国を停止したのは評価出来るが遅かった」
等々の多様な意見が出された。