DNAワクチンは危険な病原体を一切使用せず、安全かつ短期間で製造出来る。大阪大学臨床遺伝子治療学 森下竜一先生

DNAワクチンは危険な病原体を一切使用せず、安全かつ短期間で製造出来る。大阪大学臨床遺伝子治療学 森下竜一先生

3月12日、二階派志帥会の研修会で森下竜一先生の講話を聴きました。

通常のワクチンはウィルスを弱毒化してつくるが、DNAワクチンは対象とする病原体のタンパク質(の情報)をコードする環状DNA(プラスシド)を接種することで病原体タンパク質を体内で生産し、病原体に対する免疫を付与するとのこと。

ウイルスを鶏卵で培養し、さらに弱毒化する通常のワクチンとは異なり、無菌の鶏卵を大量に用意することもなく、安全で短期間に大量に生産することが出来るとのこと。

森下先生は、高度に専門的な事柄を素人にわかりやすくお話をしてくれたのだが、全体像の理解が良く出来なかった。

しかし、ウィルスを弱毒化して体内に接種して免疫をつくるという通常の方法と比較すると、DNAワクチンが安全で短期間で大量に出来るとすれば、まことに画期的な手法になることは理解できた。

DNAワクチンの評価は当然専門家が判断すべき課題だが、各方面の検討と並列して、政府が開発費を出して緊急に取り組むべきだと感じました。

日本の遺伝子(DNA)研究も凄いところまで来ている。