香港は天安門事件の再来か?―自由香港は市民デモも相当抑制をしているようだ

香港は天安門事件の再来か?―自由香港は市民デモも相当抑制をしているようだ

中国本土の工作員らしき人物が報道記者になりすましたり、一部は市民になりすまし、デモが暴徒化するのを煽ったりしている事は容易に想像がつく。どんな騒乱でもよくあることだ。

習近平主席の中国は隣接地区まで装甲車と武装警察を待機させ、圧力をかけている。一方、市民側のデモは挑発したりされたりしないよう、抑制しているように思える。賢明だ。
1989年の天安門事件と根本的に異なることは、メディアが多様化して誰もが自由に情報を発信し、それを何億人もの人が聴取するスマホ時代になったことだ。同時に中国も当時より遙かに経済的・軍事的に強大になりプレステージも上がった。ここで強権を振るえば、アメリカ、ヨーロッパのみならず、投資を展開しているアジア各国やアフリカ・中南米など総ての地域で影響が出るだろう。また何よりも台湾の総統選挙で中国の推す候補にマイナスの影響が出るだろう。

香港の市民デモの行方は、今後の世界秩序を左右する。