野党は消費税10%に値上げ反対だという。リアリティのない無責任な主張だ。実施まで二ヶ月半しかない、経済は大混乱だ

野党は消費税10%に値上げ反対だという。リアリティのない無責任な主張だ。実施まで二ヶ月半しかない、経済は大混乱だ

テレビ討論会を見て、この無責任さがある限り野党は政権を取れないし、自民党が頑張るしかないと思った。

10月からの消費税の値上げは反動減をなるたけ最小にするために、各種補助政策や税制等、様々な対策をうってきた。中小企業も含めて徐々に準備がすすめられ、末端ではレジのソフトの入れ替えまで来ている段階だ。勿論、軽減税率もある。実施を二ヶ月半後にひかえたこの時期に、消費税値上げ反対をいうのは無責任過ぎないか。

野党がもし本気で消費税率10%反対、国民生活に影響があり過ぎるというのなら、1月の予算委員会が始まった段階で経済の行く末を予測した大議論を何故やらなかったのか? 予算審議が始まった当時は、統計が間違っている等、安倍政権のあら探ししかやっていなかったではないか。
おさらいすれば、当初は「毎月の勤労統計が賃金の高い東京の企業の全数調査をすれば、もっと賃金水準が上がるべきだ、3分の1しか調査しないのはけしからん」との主張だった。そのうち3分の1調査は平成15年から始まり、民主党政権の長妻厚労大臣の時もやっていたことが分かったので、腰砕けになったのだ。
消費税増税と統計問題は、重要性のレベルがまったく異なる。今、消費税10%に反対するなら、この時徹底して主張するべきではなかったのか。

「ここで見直さないと間に合わない」と言えば、格好がよい。所詮、受け狙いの言うだけ政党か。