日本の学校は桜吹雪の4月に入学し、桜が咲き始める頃の3月に卒業する。「希望の春」なのだ。9月入学、「希望の秋では様にならない。

日本の学校は桜吹雪の4月に入学し、桜が咲き始める頃の3月に卒業する。「希望の春」なのだ。9月入学、「希望の秋では様にならない。

9月入学の是非が議論が政府で始まった。

このきっかけはコロナ感染症で学校の始期が遅れ授業時間数を確保できないという理由からで、誠に心もとないと思います。コロナ感染症はやがて去ります。入学する時期をいつからにするかは重大な「制度」の変更だからです。状況の変化に対応するのに制度を変えるのは本末転倒ではないでしょうか。

毎年、小中学校の書初め展に行くと圧倒的な一番人気は「希望の春」という作品です。桜が咲き、やがて新緑「青春」そのもの胸がわくわくしてきます。やがて生命あふれる盛夏を迎えます「朱夏」。9月に涼風が吹きわたるころになると「白秋」となります。そして生物が眠りに入る「玄冬」日本の四季に合わせて営々として歴史を重ねてきたのが4月の入学3月卒業です。「希望の秋」では様にならない。

9月入学を論ずることは大事なことですが、コロナのどさくさに紛れてやるのでは無く、広く国民が参加して行うべきではないでしょうか。明治の五か条のご誓文の第一「広く会議を起こし万機公論に決すべし」