大津市の保育園児の痛ましい死傷事故、二階幹事長の下、合同対策会議が開かれた

大津市の保育園児の痛ましい死傷事故、二階幹事長の下、合同対策会議が開かれた

朝8時から自民党政調各部会合同で、交通安全対策特別委員会が開催され、内閣府、警察庁、国土交通省、文科省、厚労省等の各省庁が出席して、1時間15分にわたって論議が進められた。

事故が起きたのは極めて残念だが、保育園児が外に出て散歩や運動などを行うことを自粛してはならないとの共通認識で、様々な意見が出た。今後に役立つと思われる有効な意見は、
①右折車と直進車のレーンを分離できないか
②右折信号をつけるべきだ
③交差点に防護のためのガードレールの設置
④保育園、幼稚園、小中学校の交通安全教育の充実
等々。

警察庁、文部科学省、厚労省等の資料で改めて確認したことは、
(1)就園児、小・中・高校生の事故のうち死亡者数・負傷者数とも10年間で減少している
事故死者数:平成19年194名、平成29年87名
負傷者数:平成19年98582名、平成29年49513名
(2)高齢運転者の事故は免許所持者10万人あたりで、
80歳以上:平成20年16.8件、平成30年11.1件
75歳以上:平成20年13.5件、平成30年8.2件
70歳以上:平成20年5.5件、平成30年3.4件
●高齢運転者の免許返上に家族だけでなく、警察も関わったら
●免許返上なら、相乗りタクシーや自家用車の有償利用等の施策を進めるべきだ
との意見も。

10年間で事故減少、統計は意外な感じだったが、一つ一つ丁寧に各省庁が安全対策をとって、少しでも事故の再発を防ぐしかない。また、地道な対策が長い目で見ると効果を上げていることが分かった。さらに各省庁に対策を強化してもらうことを要請した。