フランスの大統領選挙の決選投票が4/24に行われる。極右政党のルペン候補はウクライナを見捨てるのか。誰がために鐘は鳴るのか

フランスの大統領選挙の決選投票が4/24に行われる。極右政党のルペン候補はウクライナを見捨てるのか。誰がために鐘は鳴るのか

フランスはヨーロッパを代表する大国だ。中世から近世にかけて歴史の主役を演じてきた核保有国でもある。そのフランスのルペン大統領候補が、ウクライナから手を引くという主張をしているように見える。

ウクライナはウクライナ自国で戦わなければならないのか。結局、核で脅迫され、通常兵器で侵攻を受けた場合、他国から助けてくれないとなったら、自国が防衛力を持ち、ミサイルと核を保有しなければという結論になる。ウクライナはNATOに加盟していないので、フランスは条約上の防衛義務がないことは明白なのだが。

ヘミングウェイの「誰がために鐘は鳴る」を思い出す。86年前のスペイン内戦時、自由の弔鐘はスペインの弔鐘だけでなく、ヨーロッパ全体の弔鐘だとフランスのアンドレ―・マルロウなどが義勇兵として戦いました。

ウクライナに鳴る弔鐘はフランスの弔鐘でもあるのでは。他人のことを自分のように思うことは極めて難しいことだと知りつつ・・・。