府中市美術館長谷川利行展七色の東京、郷土の森美術館田村智久写真展、 吉祥寺美術館江上茂雄風景教室ー一流の作品を地元で鑑賞できる楽しみ

府中市美術館長谷川利行展七色の東京、郷土の森美術館田村智久写真展、 吉祥寺美術館江上茂雄風景教室ー一流の作品を地元で鑑賞できる楽しみ

身近な地元で素晴らしい芸術が楽しめる市民の誇りだ。

府中市美術館の企画展長谷川利行展―七色の東京。大正から昭和16年にかけて東京浅草山谷のドヤ街に住んで、生命をふりしぼるようにして風景や人を描き続けた隠れた天才だ。画風も自由奔放、具象でありかつ中小時代を活写し永遠に変わらない人間の本質に迫る。7/8迄。

田村智久写真展、川崎市の写真家が郷土の森多彩な自然感動して春夏秋冬8年かけてシャッターを切ったという。6/24迄。

江上茂雄風景教室。吉祥寺美術館の学芸員が発掘した実力画家。明治から昭和にかけて息の長い画家としての芸術活動、同じ風景を日々の変化に応じて描き続けた厖大な作品群には驚かされている。貧困のため、写生旅行等出来なかったし、またする必要がない。ここで十分だという。人間が生きるこの意味を改めて考えさせられる画家の生涯だ。街の道端で書き続ける作家の写真が会場に飾られている。7/8迄。