2020年4月、法律オリンピックのコングレスが京都で開催。世界から5000人の裁判官、検事、弁護士、法学者が集合―国民に対するPRをもっと

2020年4月、法律オリンピックのコングレスが京都で開催。世界から5000人の裁判官、検事、弁護士、法学者が集合―国民に対するPRをもっと

今年最後の公の仕事で、昨日法務省と文部科学省を訪問。
2020年4月20~27日に京都国際会議場で開催される国連犯罪防止刑事司法会議(コングレス)をもっと国民にPRすべきだと具体的提案を法務省と文部科学省に行った。コングレスは5年に一回開催されて世界各国どこにいても法の支配の下、秩序が守られ、公正な刑事裁判が行われ、人権が守られるようにとの趣旨で行われる。
前回はドーハで行われ、世界から4000人が集まった。今回は日本がホスト国で政府が主催し、京都国際会議場で行われるので、世界中から5000人超の法律家が集まるだろうと言われている。世界で190ヶ国を超える国が国連に加入しているが、厳密な意味で法の支配が確立しているのはEU加盟国とアメリカ、カナダ、豪州、ニュージーランド、韓国、日本等限られているだろう。

日本で開催されるのは50年ぶりのことだ。法律オリンピックといっても過言ではない。こんな重大な会議なのに、国民にはほとんど知られていない。自民党の政調法務部会で発言し「電車の吊り広告はどうか?」と言ったら、「とてもそんな予算はありません」と審議官。そこで文部科学省小等中等教育局の協力を得て、全国の中学校、高等学校15000校にポスター掲示をお願いしたらと提案。中・高で約600万人の若い世代が見る事になる。
そこで文部科学省の小中局長にお目にかかり、法務省からお願いがきたらよろしくと伝えた。さらにその結果を法務省国際担当の審議官にも直接お伝えした。

法秩序がとれて、法の下の平等に裁判を受けられる。法の支配は日本の誇るべきソフトパワーだ。日本の法の支配を世界のスタンダードにしましょう。来春の京都コングレスを成功させましょう。