専守防衛の日本、自前の抑止力は韓国より低い

専守防衛の日本、自前の抑止力は韓国より低い

北朝鮮のミサイルが、日本列島を飛び越え、襟裳岬沖1100kmに落下して以来、日本の防衛についてテレビや新聞で毎日報道されている。

イージス艦の迎撃ミサイルシステムの陸上版、イージスアシュア導入の検討といえば、すぐ反応して「どこまで防衛費が膨張するのか」といった論調を掲げる新聞も。

専守防衛でさえダメなら、座して死を待のか、どうすればよいのか聞きたい。

日本が北朝鮮からミサイル攻撃を防御できても、相手に反撃する能力はゼロだ。

抑止力とは、もし攻撃したら直ちに反撃されると思うから、攻撃を躊躇することをいう。

日本が直接、北朝鮮を攻撃できるわけではなく、抑止力はもっぱら米国に頼っているわけだから、誠に心もとない。

隣国の韓国は、50数万人の部隊が直ちに反撃できる。

韓国は「ソウルを火の海に」と北朝鮮が言っても、「平壌が火の海になるぞ」と主張できる。

日本は「東京を火の海」と言われたら、兄貴分の「米国が反撃するぞ」としか言えない。

自国民の安全を、自らの力で守り抜く抑止力がない国でよいのか。