安倍総理の答弁で日付が合わないと鬼の首でもとったような質問と報道―総理の仕事を軽く見過ぎていないか。

安倍総理の答弁で日付が合わないと鬼の首でもとったような質問と報道―総理の仕事を軽く見過ぎていないか。

総理の仕事は政治的課題と枢要な行政的課題だ。

外交、防衛、の危機管理から治安、防災、マクロ経済、金融、労働、税制、子育て、教育、社会保障、地方創生、医療、衛生、スポーツ、文化、裁判制度、法秩序、国土経営、流通等々枚挙にいとまがない。官邸の直接のスタッフだけでも数百人、それを支える各省庁の役人は自衛官も数えると50万人を超える。国会の答弁は各方面別のスタッフが書く答弁書だ。加計問題は厖大な事項の一つでしかない。

答弁書の中で辻褄が合わないものが出てもやむを得ない。その一例が昨日の参議院での民進党の質問だ。桜井充議員の質問に「そういう小さなことは担当大臣の私が答えます」と山本幸三大臣の答弁に質問者の桜井充議員は「小さなこととは何だ、馬鹿にするな」と机を叩いて怒って見せたが、総理ではなく答弁者は山本大臣で当然でしょう。

総理の役割と大臣の役割は当然分担されるべきものだ。