「国会議員として年頭に想う―北朝鮮核実験。この1年ISから国家の直接対決へ様変わりした国際情勢」

「国会議員として年頭に想う―北朝鮮核実験。この1年ISから国家の直接対決へ様変わりした国際情勢」

北朝鮮が1月6日、核実験を強行し水爆と発表した。アメリカを始め日本もブースト(強化)原爆と発表。核融合の力を利用する水爆ではなく核分裂の原爆だという。

専門家によると原爆を小型化する過程でブースト原爆をつくるという。小型化が成功してミサイルに搭載出来るようになるとしたら日本もモロに影響を受ける。

北朝鮮のように内部牽制の効かない若き独裁者の国家で、ミサイルに搭載可能な核爆弾が開発されれば日本の安全保障は極めて危険に晒されることになる。

アメリカは昨日核爆弾搭載可能なB52をグアムから韓国へ飛行させたとの報道。

この一年パリの爆弾テロなど様々な危機が訪れたが危機が様変わりしている。

トルコがロシア航空機を撃墜、サウジアラビアがイスラム教シーア派の指導者を処刑、北朝鮮の核爆発など直接国家同士が対決する危機である。

2001年アルカイダのニューヨークテロをきっかけにIS等非正規ゲリラ対国家だったが、国家同士の対決に変化してきている。

昨日(10日)NHKでロシアの強国復権と内幕を報道していた。安倍総理を中心に外務、防衛の両大臣の国家安全保障会議の中心メンバーのご苦労を思う。

世界最大の軍事力を持つアメリカはアメリカの指導者がどう考えるかによるが、世界の警察官的役割は仲裁者として機能してもらわなくてはならない。

私は総務副大臣で内政が中心だが国民保護法制の所管でもある。