「辻元清美氏の言葉遊び-総理は侵略戦争に絶対に行かないと言い、一方で侵略の定義は定まってないというが・・・」

「辻元清美氏の言葉遊び-総理は侵略戦争に絶対に行かないと言い、一方で侵略の定義は定まってないというが・・・」

民主党は集団的自衛権に反対と主張しながら、中国の軍拡や東シナ海、南シナ海への力による現状変更や、北朝鮮の核とミサイルの脅威についてどうするのか語らない。

その象徴が7月15日(水)午前中の平和安全保障特別委員会締めくくり審議の辻元清美衆議院議員の質問だ。速記録を入手したので一週間経ったが改めて指摘したい。

安倍総理が歴史認識を問われて「侵略の定義は定まっていない」と答弁。一方で総理が「侵略戦争には絶対に行かない」と発言したことを引き合いに、侵略の定義が定まってないのに侵略戦争をしないというのはおかしいと辻元氏が指摘した。

過去の話と、これからの話を混同した古典的な言葉遊びだ。そもそも侵略したいような国がどこにあるのか。

今回の平和・安全保障法制は日本が侵略をされないための法整備なのだ。安倍総理の論理の矛盾をついたつもりだろうか。木を見て森を見ない典型的な言葉遊びだ。民主党は北朝鮮の核ミサイルの脅威や、中国の軍事力の強化をこのままで良いと思うのか。具体的な対案を出すべきだ。