韓国最高裁、徴用工に請求権を認める判決。神無き大韓民国、日本に武士道と商人道あり

韓国最高裁、徴用工に請求権を認める判決。神無き大韓民国、日本に武士道と商人道あり

国家間で民間同士でも約束したことは必ず履行するという前提で世の中がまわっている。

ところが10月30日韓国大法院は73年以上前の日本企業で雇用されていた現韓国人(当時日本人)に対して、慰謝料を支払えという判決を出した。1965年日本と韓国の協定で日本は3億ドル無償、2億ドル有償で賠償金を支払い韓国は一切の請求権を放棄するとし、同時に、韓国政府が国民から損害請求をされた場合は支払うという付属文書まである。にもかかわらず、今回の判決となったのだ。当時の3億ドルは韓国の国家予算の一年分に匹敵する巨額なもので、これを基に韓国の「漢江の奇跡」と呼ばれる経済復興を成し遂げられた。

近代国家における「契約の完全履行」の精神はキリスト教の神との契約から発しているといわれている。確かに新約聖書は「ニュートリートメント」である。神との契約を違反したら厳罰が下る。「契約の履行」か今日の世界秩序の原点であり法の支配の根幹だ。日本はキリスト教のような一神教、一神との契約はないが、信用を重んずる武士道、商人道があった。「恥」の文化・伝統だ。大韓民国は神なき国でそれに代わる規範もないのだろうか。