終戦から75年、3/4世紀が経過し体験者が減り、今や歴史となりつつある。軍人230万人民間人80万人合計310万人の犠牲者を出した大東亜戦争。何を学び、何を伝えるのか

終戦から75年、3/4世紀が経過し体験者が減り、今や歴史となりつつある。軍人230万人民間人80万人合計310万人の犠牲者を出した大東亜戦争。何を学び、何を伝えるのか

千鳥ヶ淵墓苑には身元の分からない無名戦士の御魂が眠っている。
安倍総理は政府主催の戦没者追悼式の直前に、千鳥ヶ淵墓苑に参拝する。今年も参拝されるでしょう。
この墓苑の一角に大東亜戦争の戦跡の一覧が地図におとされている。東はハワイから、北はアリューシャン列島やロシアのハバロフスク、西はモンゴル、南はニューギニアやサイパン、グアム等の南太平洋の島までに及び、地球の1/5ぐらいの範囲で日本は戦争したような印象です。

戦没者は軍属だけで230万人、民間人の犠牲は広島、長崎の原爆の被害者も含め80万人と公式発表されています。
戦後になって様々な批判や評価は多いが、当時の状況はどうだったのか。折に触れて振り返り検証し、後世に伝えていく努力を続けていかなければなりません。
若い世代にとっては祖父母の時代、我々の世代にとっては父母の時代、民族が一丸となって戦った多面的な重い歴史を、これからも問い続けることによって、再び戦争の惨禍を引き起こさないよう、未来に向かって歩みましょう。
それは単なる反戦平和のスローガンではなく、リアリティのある外交、防衛、経済、文化政策、そして何よりも国民の覚悟が必須です。民族としての強い精神力、明快な洞察力、総合的情報力、それを支える知性、考え出すと止まることがない。

今日、8月15日、75回目の戦没者追悼式。