政府はコロナ感染症中等症は自宅療養と? 小池知事は入院、吉村知事は看護師在駐のホテルで

政府はコロナ感染症中等症は自宅療養と? 小池知事は入院、吉村知事は看護師在駐のホテルで

これでは世の中に対する政府のメッセージは冷た過ぎる。勿論、中等症の中にも、症状が様々で自宅療養可能な人もいるだろう。しかしコロナの特徴は、突然症状が重くなったりすることではないか。それを国民はよく知っている。その時どうするのか不安になるのは当然だ。とりわけ一人暮らしの人は誰に相談したらよいのか。

小池知事は中等症の人は入院と語り、吉村知事は看護師が常駐するホテルでと発言。在宅療養が成立するためには、往診してくれるかかりつけ医や定期的な訪問看護システムが前提だが、保健所と連携した十分な体制がとれている所はほとんどない。かつて大阪では自宅で療養中に亡くなる人が相次いだ。残念なことだが、そういう深刻な経験に学んだ発言だろうが、国民の受け止め方は良い。
自・公幹事長は政府に中等症は入院でと申し入れを行った。

友人からメールが届いた。諸外国では臨時の野戦病院のような病棟をつくっているのだから、日本も学んで医療資源を集中すべきではないか―ごもっともだ。出来ない理由は山ほどあるのだろうが、総理が国民の命を守ると言っているのだから、目に見える具体的なアクションが必要だ。