府中市の京王線府中駅南口再開発やJR南武線西府駅新駅設置など、全く関わらなかった菅直人衆議院議員

府中市の京王線府中駅南口再開発やJR南武線西府駅新駅設置など、全く関わらなかった菅直人衆議院議員

平成16(2004)年、長年の努力が実りJR南武線に新駅「西府駅」をつくり、駅前を区画整理事業として、街づくりを進めることになった。
国・都・市が区画整理事業組合に補助を出す、事業総額100億円の大事業だ。新駅をつくるのでJR東日本旅客鉄道KKも全面的に支援した。私は平成17(2005)年、衆議院議員となり、国の街づくり交付金の増額やJR東の新駅設置にあたって、地元の費用負担軽減など働きかけた。

その頃、府中市の表玄関京王線府中駅の南口駅前再開発事業がデッドロックに乗り上げていた。長い間の停滞が続き、準備組合も解散の危機にあったとのこと。
そこで国土交通省都市局の大臣官房審議官(局長級)に要請して、西府駅新設の現場視察と合わせて、京王線府中駅南口を視察していただいた。国の局長級の幹部が地方の一つのプロジェクトを視察するのは異例の事だが、国土交通省内に若手中心のプロジェクトチームをつくっていただいた。これを切っ掛けに、総額400億近い再開発事業が軌道に乗り、京王線府中駅の南口に直結する大プロジェクトが平成29(2017)年に完成した。愛称「ル・シーニュ」である。

府中市にとっては正面玄関にあたる最重要プロジェクトに菅直人衆議院議員は、全く関わることがなかった。