尖閣諸島警備を具体的に強化した安倍総理―石垣、宮古、鹿児島に海上保安庁巡視船重点配備

尖閣諸島警備を具体的に強化した安倍総理―石垣、宮古、鹿児島に海上保安庁巡視船重点配備

安倍総理の領土領海を守る方針が具体化したのが、尖閣諸島の領海警備である。
東シナ海の尖閣諸島は明治年間に日本領となり、戦前には250人もの日本人が島に暮らし漁業等に従事していた。大正年間には中国の漁民が海で遭難し、尖閣の日本人が救助し孫文の中華民国から感謝状まで受領している。紛れもない日本の領土である。

1970年に国連の調査団が東シナ海に海底油田があると発表以来、中華人民共和国が領有権を主張して再々尖閣諸島の領海や近接水域に侵入を繰り返している。
中国公船や中国の漁船の侵入を阻止し、日本の領海領土を守るのは海上保安庁だ。安倍内閣になって7年8ヶ月、政府の方針として関係閣僚会議を設置し、海上保安庁の体制を強化してきた。民主党政権の末期の2012年と2020年を比較すると下記の通り。

海保予算 2012年1754億円→2020年2253億円
海保人員 2012年12000人→2020年14000人
具体的強化策
●石垣港を1000トン級バースを5→10バース10隻体制へ
●宮古島3500トン級3隻配備予定
●鹿児島6000、6500トン級2隻配備、さらに1隻予定
尚、尖閣周辺は潮流が激しいため1000トン級でないと常駐するのは難しいとのこと。また中国の海警などの公船は5000~6000トン級を投入してきている。
政治家が尖閣周辺の領海を守れと言う事は簡単だが、具体的強化策を着実に進めなければ、単なるスローガンに終わる。安倍内閣は実行力だ。