天の時にも恵まれた岸田総理。コロナ禍が収まり、政府のコロナ対策を評価する国民が60%

天の時にも恵まれた岸田総理。コロナ禍が収まり、政府のコロナ対策を評価する国民が60%

総選挙開票日、8時からのNHK開票速報を見ていて、世論調査の結果報道に驚いた。政府のコロナ対策について評価しますか?の問いに60%以上が評価すると答えたことだ。菅(すが)内閣の時は様々な調査で60%が評価しないと答えていたのを記憶している。

8月末の横浜市長選挙の投票日にコロナの専門家がキャッチフレーズの山中候補が当選した。横浜市長選挙に関係した自民党の関係者が語った。「市長選挙の当初のテーマはIR反対、カジノ反対で始まった。途中から空気が変わり、最後の一週間はコロナ一色だった」と。

それが一か月後の9月末に緊急事態宣言が終了し新規感染者数がピークの1/10以下になると、世の中の空気が著しく変化した。政府のコロナ対策を評価する声が多数を占めるようになったのだ。

統計上新型コロナ感染者の人口当たりの数や死者は他国の1/10程度だ。取り分け死者数は2020年2月から今日までで、1万9000人。1年に換算すると1万1000人程度で、インフルエンザによる関連死者数に近い。もちろん、ワクチン効果が大きいと思うが、ワクチンを前倒しにして1日100万回目標とアクセルを踏んだのは、菅(すが)総理だ。

世論の急激な変化をみて、岸田総理は天の時を得たと感じた。