吉祥寺駅北口1分の一等地の駐輪場を民間業者に売り払うことについて、市民に相談する考えはありません―松下市長

吉祥寺駅北口1分の一等地の駐輪場を民間業者に売り払うことについて、市民に相談する考えはありません―松下市長

昨日、武蔵野市議会建設委員会が開催されて、私も陳述者の一人として出席した。
陳述は以下のとおりです。松下市長は議員の質問に答えて、終始一貫して土地の購入に市民と相談したことはないという主旨の答弁を繰り返した。

確かに土地の購入をする時は、相続などが発生し突然相談を持ちかけられることも多い。プライバシーにも関わることなので、いちいち公表し相談することはなく、事後報告となることが多い。
ただし武蔵境南口プレイスのように、国有地で5000㎡近い物件は事前に市議会や市民に公開し相談した。プレイスの用地取得については、市議会に特別委員会を設置してもらい、そこで活用方法も含め、継続的に検討して頂いた。

しかし、今回の問題の焦点は土地の「購入」ではなく、「市有地を売却する」ことなのだ。都民ファーストの品川議員の質問は「今回のように、行政がどんどんスピーディに話が進むと市議会議員は市民の財産である土地の売却について、ほとんど関与出来なくなる。それでよいのでしょうか?」という主旨で、まことにごもっともな意見だ。
それに対して松下市長は「土地の購入に対して、市民の意見を聞くことはない」と答えた。答弁を意図的に土地の購入に絞って、市政はじまって以来の一等地の市有地の売却という質問に答えなかった。
結局、吉祥寺北口1分の商業地を隣接の民間事業者に売却するという重大案件にまともに答えていない。