司令塔なき自民党都議選挙。投票日3日前にコロナワクチンの新規供給停止だと

司令塔なき自民党都議選挙。投票日3日前にコロナワクチンの新規供給停止だと

有権者の関心がコロナ対策と目前に迫った東京オリパラであることは明白だ。
共産党・立憲民主は東京オリパラ中止を主張する国民の中にある不安を煽る作戦で、共鳴する人も多い。結果に責任を持たなければ主張は明快だ。
政権与党の看板を背負う都議会自民党は、結果に責任を持った立場なので、そうストレートにはいかない。ギリギリの選択が「ワクチン接種を加速させ、安心安全の東京を!」だ。

菅総理もワクチン接種がポイントとして前倒し接種を奨励、一日100万回という号令をかけ、市区町村だけでなく職域接種も奨励した。
ところが投票日3日前のテレビを見て驚いた。「ワクチン供給が間に合わないので、新規受付を中止」との報道。武蔵野市は皮肉なことに、その日の午後河野大臣が応援に来る。漫画だ!
国民の一番関心の高いワクチン、それを制限するというネガティブ情報を、投票日の3日前に何故出すのか。今まで積み上げたものが全てゼロに。普通に考えればネガティブ情報は選挙前に出し、与党候補者が声を上げて押し戻し、明るいポジティブ情報が次々と出てくる。これが戦略ではないのか。
今回の都議選挙の自民党の司令塔は誰だったのか。