健康県岩手から手紙が届いた。日本のふるさと“遠野”でメガソーラ建設による森林伐採と環境汚染が。条例で規制

健康県岩手から手紙が届いた。日本のふるさと“遠野”でメガソーラ建設による森林伐採と環境汚染が。条例で規制

遠野市長の本田敏秋さんから遠野の近況報告が届きました。 遠野市の小友町地区にメガソーラの事業者が92haという広大な面積を開発して34.5MWの事業を実施している。森林が伐採され、土砂が河川に流入し濁水となり環境破壊が著しいと付近の住民からの通報。

遠野市には平成26年に制定した条例があるが、3000㎡(0.3ha)以上の事業者に対する届出を義務付けるだけの手続き条例だったという。環境影響評価法の対象にもなっていなかった(令和2年4月から国75ha、県20ha以上が対象になった)。そのため、92haという巨大な事業規模でも、これを阻止する法や条例がなかったという。

写真を見ると森林が丸裸となり、土砂があらわになり、近隣の河川には茶色の濁水が流入しているのがよくわかる。

①水田への濁水流入による除草剤の効果低減 ②パイプラインの設備への土砂堆積 ③河川環境の生態系悪化 ④淡水魚被害 ⑤市民の精神的被害 などが発生したという。

本田市長は市議会に条例改正を提案した。市内全域を対象にして3000㎡以上は市長の許可が必要。さらに、10000㎡以上は不許可とした。届出から許可制へだ。

そして、現在進行中の小友町地区のメガソーラ業者に対して「環境改善」「緑化推進」「住民に十分な説明」などを求めて本社に乗り込み、社長に強い申し入れを行ったという。

本田市長は語る。遠野市は北上山脈の緑深い風景の中にあり、大きな空と清流と緑の日本のふるさとです。この風土を守るのは市民の願いであり、市長の使命ですと。

それにしても、1ha以上は認めないという条例は凄い、凄い、凄い。本田市長の使命感・行動力・情熱、ふるさとを守るための仁王立ちだ。これこそ真のメイヤーだ。

東京からエールを送り、国への働きかけなど、何なりとお申し付けくださいと返信した。

コロナ禍が落ち着いたら、必ずお伺い致しますよ。