ラグビーW杯、20日開幕。日本は予選リーグを突破出来るか―都立武蔵高校で62年前にラグビー同好会を創設した者として、今日の隆盛は感無量だ

ラグビーW杯、20日開幕。日本は予選リーグを突破出来るか―都立武蔵高校で62年前にラグビー同好会を創設した者として、今日の隆盛は感無量だ

昭和32(1957)年、都立武蔵高校に入学した。62年前のことである。山岳部に入部して、土日は奥多摩、奥秩父の山と沢、ウィークディはトレーニングにラグビー、マラソン。
そうだラグビー部をつくろうと、有志とラグビー同好会を立ち上げた。ボールは吉祥寺のフルカワスポーツに買いに行った。ユニフォームはなく、トレパン・トレシャツ運動靴でスタートだ。
驚いたのは先生方だ。都立武蔵高校の前身は東京府立第13高女、昭和25年に男女共学になって、まだ7年しか経っていない。入学定員が男子150名、女子200名だ。女子校の気風の濃い学校に、ラグビー同好会が出来たのだ。
やがて立川高校や国立高校と対外試合までやるようになった。連敗したのだが…
三年生になる頃には校内はラグビーブームとなり1~3年合同チームでオールA~オールFまでクラス対抗をやるようになった。女子校色を一掃したのだ。

それから62年ラグビーW杯の日本開催だ。前回、南アのスプリングボックスを破った時は、夢かと思った。今回、日本は予選リーグで世界No1のアイルランドと強豪のスコットランドとロシア、サモアだ。また奇跡が起こるのを楽しみに! 時代は変わった。