ラグビーW杯、激しいタックル、厳しいルール、ノーサイドの精神、人々の間に確実に感銘が拡がっている

ラグビーW杯、激しいタックル、厳しいルール、ノーサイドの精神、人々の間に確実に感銘が拡がっている

地元のラーメン屋の親父さんが言う。
親父「ラグビーはやった事無かったし、にわかラグビーファンですが、目の前で見ると凄いですね。あれだけ激しくタックルしても怪我しないんですかね」
土屋「選手の鍛え方が半端じゃないし、レフェリーも選手もルールを厳格に守っているからでしょう」
親父「試合が終わると敵味方が一体となって、見ていて気持ちがいいですね。敗けたアイルランドの選手が、両側に整列して花道をつくり日本選手を送っているいいシーンでした」
土屋「お互いに激しくぶつかるから、相手のことがよく分かるんですよ。相手をリスペクト(尊敬)するというのか、ノーサイドと並んでラグビーの精神だと言われているんです」
親父「ノックオンは分かるけれども、アドヴァンテージが分からない」
土屋「試合を中断させないように、ノックオンした選手の相手方にボールがあるうちは、プレーを続けさせる。そのままトライすることもあるんですよ」
親父「詳しいですね、土屋さんは」
土屋「私は60年前、都立武蔵高校でラグビー同好会をつくって、高校時代は土日は山登り、ウィークディはラグビーをやっていたのです」
親父「60年前からやっていたんですか? その頃やっていた高校はあるんですか?」
土屋「都立高校はラグビー部はほとんど無く、私立の目黒高校、保善、國學院久我山などが強かったですね」

ラーメン屋の親父の私を見る目が違ったように感じた。目の前に次々に展開する激しいプレーを見て、フェアプレー、リスペクト、ノーサイド等のラグビーの価値観が、徐々に人々に伝わっていくのを感じる。