ホルムズ海峡タンカー攻撃、はやぶさ2成功、ハンセン氏病和解、韓国との貿易管理の強化、参議院議員選挙中シリアスな事件が続いた―有権者は安倍政権のこの道を行こうと考えた

ホルムズ海峡タンカー攻撃、はやぶさ2成功、ハンセン氏病和解、韓国との貿易管理の強化、参議院議員選挙中シリアスな事件が続いた―有権者は安倍政権のこの道を行こうと考えた

参議院議員選挙は、自民57、公明14で与党は改選議席の過半数を超え、安定多数を確保した。

有権者は安倍政権の継続を選択した。野党の「家計を温める」などという甘い言葉が踊るうちに、ホルムズ海峡のタンカー攻撃、世界初のはやぶさ2の小惑星探査岩石採取、ハンセン氏病の和解、韓国との貿易紛争など、国家の本質にかかわるシリアスな現象が目の前に突きつけられたのだ。

有権者は静かに判断し、「この道を行こう」と安倍政権を選択したに違いない。政治はリアリティが必須だ。民主党政権時代、悪夢の3年3ヶ月は、リアリティとガバナンスが決定的に不足していたのである。「鳩山・菅内閣の時代には戻りたくない」が国民の心底にあるものだろう。

同時に国民は成熟した民主主義国家、日本に求めるものは手続きの透明性だ。政策の中身が良い事は当然だが、その過程の透明性も大事だ。政府与党は国民の信頼を得るため、情報の公開と情報を公開できない場合の、何故出来ないのか説明責任をさらに尽くしてゆくことが大事だ。勝って兜の緒を締めよ。