ゴミ処理場の整備費1000億円、PCB対策やマイクロプラスティックの海洋汚染防止を―平成30年度環境省予算説明で

ゴミ処理場の整備費1000億円、PCB対策やマイクロプラスティックの海洋汚染防止を―平成30年度環境省予算説明で

平成29年度補正予算と、現在編成中の平成30年度予算のゴミ焼却場・処理場の更新予算が、合計1000億円との説明。全国の地方自治体の要求に十分応えられるのかと念押しした。

バーゼル条約によって、PCBが全面禁止されて日本も目標を立てて回収事業に取り組んでいる。しかし、PCBはコンデンサー等に含まれるため、一件ごとに調査しなければならず作業は膨大だ。全国の指定処理場は五箇所、そのうち北九州市の施設が来年約束の期限が過ぎる。このままの体制で大丈夫かと質問。

海洋のプラスチック汚染が世界的に大問題となっている。波や太陽によって分解した5mm以下のマイクロプラスティックは、魚貝類が摂取して長期的に自然と生態系に重大な影響を及ぼす。伊勢志摩サミットや、G7、G20でも取り上げられた。CO2の大気中拡散と並んで、重大な事ではないか。河川流出を防ぐと共に、国際連携を強化すべきだと発言。