加計学園問題の基本知識 加計学園にGOサインを出したのは、民主党政権の鳩山内閣だ。
1.学校法人加計学園は、岡山理科大学獣医学部を今治市に設置する。
・獣医学科(6年制、定員160名)
・獣医保健看護学科(4年制、定員40名)
・総定員1,120名
2.今治市の岡山理科大学誘致の理由は
①18歳人口の地元定着
②学生1,120名、教職員200名の経済効果
③建設業やメンテナンス業者等地元産業の活性化等を挙げている
3.具体的な経済波及効果(今治市試算)
・初期投資240億円
・毎年20億円と推計
4.今治市は平成19年から10年近くにわたって構造改革特区提案として、加計学園の誘致を進めてきた。
・平成22年鳩山政権で、構造改革特区として「22年度中を目途に速やかに検討」の方針が示された。
・その後、政権交代を経て安倍内閣で、平成27年6月国家戦略特区に提案され採択された。
5.「特区」制度は、各省庁による縦割りの既存の法律体系のなかではなかなか実施が難しいが、地域振興や地方活性化のためになるような政策を実現するために「特区」として認定。集中して改革を進める制度である。大田区の民泊・伊豆七島のどぶろく製造・品川駅周辺再開発の都市計画・各有名病院保険外併用診療・農家レストラン設置・道の駅などに多様な事業が展開されている。
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