「インドネシアのM7.9の地震で津波が起こらなかった理由は何か~プレートが上下のズレではなく、水平に動いたからと気象庁地震火山部長」
3月2日インドネシア沖でマグニチュード7.9という巨大地震が発生したが、津波被害の報道がない。
気象庁に問い合わせをしたら、専門家の地震火山部長がレクチャーに来てくれた。
インドネシアの地震は地殻が水平に移動したために起こったと観測されている。
一方、3.11東日本大震災は、地殻が上下に5mズレて跳ね上がり、海水を5m持ち上げた。それが原因で津波が発生した。これは観測結果とシミュレーションが一致している。との答え。
火山等で地すべりによる大量の土砂が海に量入することによっても津波は起こるのでは?との私の問いに対して、江戸時代、寛政4年4年1日(1792年)に長崎で起こった雲仙岳の地震による眉山の山体崩壊によって大量の土砂が有明湾に流入して、対岸の熊本に津波が押し寄せた例をあげ、「島原大変-肥後迷惑」と解説。
このような現象は海中でも起こり得るが、水中なので地上ではわからないとのこと。
世界の歴史には1958年アラスカのリツヤ湾で起こった地震の山体崩壊で、大量の土砂が湾に流れ込んで津波が発生、湾が広く海への出口が細いため増大し、標高500mまで山肌を駆け上がったという記録がある。
山肌の木が塩水に浸かり枯れていたことで、客観的に証明されたという。
自然はすごい。
【2016年3月14日(月) 副大臣公務日誌】
(午後)
(J-COM本社にて)
●ケーブルテレビと電子私書箱を利用したマイナンバーカードの民間活用実証を視察、意見交換
●種々打合せ(日程、報告等)
(自民党本部にて)
●東京行政書士政治連盟 第17回セミナーにおいて、約150名の会員を前に「今日の行政の在り方」と題し、講演
<東政連にて講演>
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