「中国指導のアジア開発投資銀行(AIIB)設立の背景は国内経済の矛盾にある」

「中国指導のアジア開発投資銀行(AIIB)設立の背景は国内経済の矛盾にある」

昨日、朝の自民党政調で拓殖大学総長渡辺利夫氏から、中国が設立するアジア開発投資銀行(AIIB)の背景~中国の経済事情について貴重な指摘があった。

最近の日・米・中のGDPを分析すると中国の投資拡大が続き、GDPに占める固定資本形成比率が47%に迫っている。

日本は22%米国は15%だ。一方、家計支出のGDPに占める割合は、中国36%と極端に低く、日本は59%米国は68%。

一言でいうと最終消費(家計支出)なき投資拡大、過剰生産だ。このままでは破綻はまぬがれないことは明白。

そこで、アジア開発投資銀行(AIIB)を設立して、開発途上国のインフラに投資することによって過剰生産を解消を目指している。

同時にアジア各国がインフラ整備の需要が大きいことに乗じて、中国の影響力を強めようとしている。

世界銀行(日本も新幹線建設に資金を借りた)やアジア開発銀行は融資国に対して、環境保全などを求めるが、中国国内の環境に対する配慮など無きに等しい。これでは融資国に環境保全を求めることはできない。

中国は日本に入ってもらいたいと内心渇望しているはずだ。G7の英・仏・独等が出資国となったが、あわてず対応し日本国内の世論が分かれた印象を与えるのは良くない。

傾聴に値するご意見だ。