笹岡ゆうこ都議候補(立憲民主党推薦)の選挙公報をさらに読み返してみました。共産党が応援していますが、この程度の“公約”でよいのですか?

笹岡ゆうこ都議候補(立憲民主党推薦)の選挙公報をさらに読み返してみました。共産党が応援していますが、この程度の“公約”でよいのですか?

公約は、誰れが誰に対して具体的に何をやるのかを書かないと意味不明で理解できません。笹岡候補の公約は個別の思いついたことを羅列してある感想文集のように思えます。

共産党が選挙カーに同乗して熱心に応援していますが、この程度でよいのですか?

(例示)
●子どもの給食・高齢者施設の食材購入費への独自加算を拡充 
-子どもの給食は未就学児や18歳未満の児童・生徒が考えられますが、加算を都がやるのですか?どの程度加算するのですか?現在は都の制度としてはありません。
高齢者施設へは必要なら介護保険制度の枠として国がやるべきでしょう?

●家庭の所得に応じた学習支援制度と給付型奨学金の拡充 
-家庭の所得の把握が出来るのですか?税資料は他に利用出来ません。
「所得に応じた」とは、年収1000万円以上ある家庭も対象にするのですか?
「学習支援」とはなんですか?都では義務教育は当然としても高校まで授業料無償になります。まさか“塾”の代金まで補助するのではないでしょうね?
「給付型奨学金」は普通、大学教育を想定していますが、都がやるんですか?

●常勤ヘルパーの雇用を支援 
-介護保険制度の中で通所型と訪問型のヘルパーがいますが、規模により一定の配置が求められています。「支援」の中身は補助金ですか?施設に出すのですか?派遣元や事業所に出すのですか?それはどういう基準ですか?支援するのは都ですか?市ですか?それとも国に要請するのですか?

笹岡さんの公約らしきものを読み込もうとして考えていたら、市議会議員が来て言いました。

「土屋さん、制度のことまで考えることないですよ。あったらいいなですから」

「一般市民には分からないから、残念ながら実現性など考えないで票を入れる人もいると思いますよ」と。

「甘い言葉ばかりで一票入れる人もいるかも知れないなあ。でも、大多数の市民はちゃんと考えて一票入れてくれると思うよ」と私。

有権者の皆さん、リアリティのある公約を出しているのは誰か、考えましょう。

6月22日(日)投票日