石破政権のつまづきの始まりは、昨年9月に内閣発足後に予算委員会を開催して新政権の方針を述べ、熟議するとの約束を破り、拙速に解散したことだと思います
新内閣が誕生して新鮮なうちに解散するというのは一つの戦術です。2008年の麻生内閣は誕生直後に解散するのではと思われました。月刊文藝春秋に麻生新総理が寄稿し、それらしきことをほのめかしたからです。当時は現職だった議員は選挙事務所まで用意しました。にもかかわらず、1年間も解散しませんでした。石破総理は、この例に学んで早期解散を選択したのでしょう。
しかし、石破新総理は自民党総裁選挙の最中から予算委員会を通じて熟議して政権の方針を明らかにするという発言をしていたのですから、石破さんは逃げたという印象を与えました。これが、つまづきの始まりだと思います。
次の失敗は「裏金」を貰っていて非公認となった候補者にも一律2000万円の支部活動費を支給したことです。せっかく身を切る改革で涙をのんで長年の同志を「非公認」にしたのですから、せめて公認料の500万円は削減して、支部活動費を支給すれば筋が通って国民にも説明が出来たのです。
国民は細部は分からなくても、リーダーの立ち振る舞いを見て判断するのだと思います。
石破総理はアメリカにトランプ大統領が誕生して、相当困難な状況の中、関税交渉をEU並みに収めました。さぞかしご苦労があったことと拝察し、感謝申し上げます。
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