武蔵野赤十字病院 新一番館12月1日診療開始。ダ・ヴィンチ2台・内視鏡ロボット手術・PET-CT(がん検診)・周産期センター等の最新の備え。宿直医師19人-「市民の安心の拠点です。これからも支援します」と小美濃安弘武蔵野市長スピーチ

武蔵野赤十字病院 新一番館12月1日診療開始。ダ・ヴィンチ2台・内視鏡ロボット手術・PET-CT(がん検診)・周産期センター等の最新の備え。宿直医師19人-「市民の安心の拠点です。これからも支援します」と小美濃安弘武蔵野市長スピーチ

新一番館建設構想13年。コロナ禍を乗り越え、ついに完成。先日、完成記念式典がありました。黒崎雅之院長に続き、泉並木 前院長から事業経過が報告されました。

武蔵野赤十字病院は昭和24(1949)年に50床の病院として発足して以来76年間“愛の病院”をスローガンに、この地域の中核病院として発展、充実して来ました。第三次救急救命病院として大きく飛躍したきっかけは、1980年に当時の三宅院長が東京医科歯科大学病院(現・東京科学大学病院)と提携したことだとのこと。以来45年間、新しい病棟を建設するたびに、そのつど診療内容を充実させて来ました。現在では第三次救急救命病院として救急車の受入れも都内1~2の高水準で、年に1万件です。

武蔵野市民にとって身近に高次の救急救命病院があることは、計り知れない安心感です。医療機関が少なく、自前で市立病院を作らざるを得ない市町村では、毎年莫大な財政支出を余儀なくされています。地域医療の責任の一端を担う武蔵野市にとって、武蔵野赤十字病院のおかげで財政的効果も大きいです。1980年以降、歴代の市長が市議会に諮り、応分の負担をしてきたことは当然です。直近では、小美濃市長の決断で市議会の賛成を得て、物価高騰に伴う緊急の臨時の支援を行いました。

式典終了後1時間に渡って新病棟をくまなく案内していただきました。新病棟は全部個室になっています。注目すべきは差額料なしの部屋が各階に配置されていることです。最高の差額ベット料を払う個室は55,000円/日で、次が25,300円/日です。
医療関係の見学者からは 「お金のある人からは、もっと負担していただいても良いのでは。都内では10万円台がザラですよ」との声も。
我々庶民にとっては無料の個室があることが有り難い。“愛の病院”が開設者のスローガンであり、日本赤十字社の精神でもある。

なお、数年前のニューズウィークの日本版で3000ある日本全国の病院ランキングが発表になりましたが、武蔵野赤十字病院はベスト100にノミネートされ、第26位でした。