小池知事の善政。家庭ごみの収集・運搬・リサイクルにあたるエセンシャルワーカーの待遇を改善した市町村に、最大3000万円の補助
エッセンシャルワーカーの中で一番厳しい職種は家庭ごみの収集・運搬・リサイクルにあたる作業員だろう。特に最近の真夏の暑さは35℃と尋常な暑さではない。熱中症気味になり、クラクラするというが、収集を止めるわけにはいかない。
各市区町村は、この仕事を直営でなく委託でやっている。さらにこの委託料が10年近く据置かれている市町村もあるという。国は地方交付税の算定の中で、この数年、人件費を3%程度に上げているが一般財源なので、上がった分を流用し、ごみの収集業務の改善になってない市町村も多い。こんな市町村は落第だ。
世の中人手不足で、普通の職種にも欠員が生じている。厳しい現状をみて、指導力を発揮したのは小池知事だ。家庭ごみの収集に当たる作業員の待遇改善に乗り出し、委託料を増額した市町村に対して1/2の補助率で年間3000万円まで補助するという。
家庭ごみの収集・運搬・リサイクルは、本来、市区町村の仕事と法で義務づけられている。もし、委託を受ける事業者が無くなったら、市区町村の職員が自ら従事しなければならない。実際、今から40~50年前までは、各市区町村の地方公務員が担っていたのである。それに戻れるのか?戻れないだろう。小池知事の善政だ。
このことを知事に働きかけたのは、自民・公明の都議会議員である。
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