ムーバスの成功を見て、国も後追いで地域公共交通計画に市民の意見を取り入れるという発想が生まれたのです-国土交通省総合政策局/原田大臣官房審議官
ムーバス30周年記念式典で主催者を代表して小美濃安弘市長は、運転手不足をバス会社と協力して克服すると抱負を語りました。
来賓の原田修吾大臣官房審議官は語りました。「私が運輸省に入省したのは31年前でムーバス開業の1年前でした。当時は、もっぱらバス事業者を対象にして、公共性・公益性を考えて路線を認可していました」 「地方自治体が路線を申請する、ましてや前例のない細街路を小型バスで走る路線など考えられませんでした」 「ムーバスの成功を見て、新しいバスの可能性に気がついて法改正をいたしました」
大久保雅輝武蔵野警察署長は「当時は高齢者の交通事故と自転車駐輪対策が大きな課題でした。ムーバスは両方に効果があると考えたのです」と道路交通法所管の警視庁の立場を述べ、「30周年おめでとう」と結びました。
当時、運輸省運輸政策局補佐官としてムーバス検討チームに参加した赤沢亮正経済産業大臣は次のようにメッセージを寄せました。 「武蔵野市は、高齢化時代を迎えた都市交通の未来に対する展望をしっかり持ってました。市職員の熱意を感じました。微力ながらお役に立ち、若き日の素晴らしい思い出です」
市は30周年を記念してEVバスを導入し、お披露目があり、大勢の市民が試乗していました。
12月から第一号路線吉祥寺東回りで走り出します。
小美濃市長の発案のムーバスのオリジナルトミカ、3000台が早々に売り切れました。
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