菅直人元総理や松下玲子前市長との闘いは、甘い言葉で国民をごまかして票を取る「虚飾の政治」との戦いなのです

菅直人元総理や松下玲子前市長との闘いは、甘い言葉で国民をごまかして票を取る「虚飾の政治」との戦いなのです

松下前市長は平和・人権・多様性・市民参加などと主張した。その言葉は、きれいで響きのよい甘い言葉だが、具体的内容を示していない。

ロシアのウクライナ侵攻・ガザのハマスのテロとイスラエルの報復等、いかに平和を維持することが大変か明白だ。武蔵野市で出来るリアルな平和政策は、極めて限定的だ。平和を語るなら日中・日米など日本国の在り方を語らなければならない。

人権を守ることは極めて大事だが、世界標準と比較して日本の人権を守る法制度と実態は、最も高い水準にある。何が不足しているのか。

多様性の保障というが、2年前に吉祥寺駐輪場売却反対の陳情を出したら、松下前市長はフェイクと決めつけた。陳情は憲法に定められた国民の権利である。権限を持つ市長が陳情者に向かってフェイクなどというのは、独善であり、権力者の作法として誠に失礼だ。多様性など認めないというメッセ―ジである。

市民参加の前提は徹底した情報公開だが、松下前市政の重大な案件に対する市民参加はゼロに近い。その具体例が、市有地の売却だ。吉祥寺駅1分の超一等地の吉祥寺駐輪場売却は他市区に例がなく、市政始まって以来の超重要案件だが、具体の検討が始まって1年半の間、市報やホームページに「売却」の文字は一言もない。

さらに松下玲子氏を政治的に指導する立場の菅直人衆議院議員は、このような不都合な真実に目をつぶって、何も行動を起こしていない。きちんと指導すべきではないか。

政治は国会や政府だけで完結しない。都道府県や市区町村の政治・行政があって、日本国の統治機構が運用されていて、国民の権利が実現する。菅氏の地元、武蔵野市の出来事に無関心な衆議院議員は失格だ。

日本を取り巻く情勢は厳しい。甘い言葉で国民に幻想をふりまく政治との決別が今年の課題であります。