能登半島地震の規模はM7.6で、阪神淡路大震災のM7.3を上回り、過去30年で類例のない地震です

能登半島地震の規模はM7.6で、阪神淡路大震災のM7.3を上回り、過去30年で類例のない地震です

武蔵野市長として、さらに衆議院議員時代の総務副大臣を務めるなど、長らく防災の責任者として働いてきた者として、能登半島地震の発災とその後の救助救援活動を注目し続けています。

お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると共に、52名(1/10現在)に及ぶ安否が確認されていない方々が、安全に暮らしていらっしゃることを祈ります。同時に避難所で暮らす方々が健康に過ごせるよう、与野党は党派を超えて協力してほしいと願っています。

2011年の東日本大震災の規模は、M9で過去100年に世界で4~5回しか発災しない規模でした。パワーの大きさからいえば、今回の能登半島地震は1995年1月17日発災の阪神淡路大震災に匹敵します。

能登半島地震が過去30年に起きた地震と比較して類例がないと考える現象は
① 2年余りに渡って中程度の地震が続いたこと。その後、1/1午後16時10分のM7.6の地震が起こったこと。
② 報道によれば、震源地が比較的浅い場所で発災して、さらに震源が広域に渡っていること。9日には佐渡島と能登半島の中間近くにも広がりました。 
③ 地震・津波・火災・山崩れ・大雪(冷雨)等、考えられる全ての現象が起こっています。 
④ さらに南北に長い半島で、海岸線に位置する集落が多く点在し、道路が寸断されたこと。

きちんとした専門家の調査分析によらなければなりませんが、報道から見る現象の印象です。

復興が長時間かかることは当然予想されますので、これから数年かけて政府をはじめ、国民全体で出来る支援を続けようではありませんか。