福田かおるさんを団長に、福島原発を視察ー11月の重点イベント
11月16日に福島原発処理水の海洋放出の現場を視察しました。
福田かおるさん(自民党東京都第18選挙区支部長・次期衆議院議員選挙候補予定者)を団長に、武蔵野市・小金井市・西東京三市の自民党市議8名、合計10名で視察しました。
福島県大熊町と双葉町にまたがる東京電力福島第一原子力発電所は1~6号機まであり、水素爆発を起こした1・3・4号機を中心に視察しました。事故から12年経過した現在は、除染が進み、各炉の直近まで行くことができて高台から至近距離で見ることが出来ます。
今回の課題は、処理水の海洋放出です。原子炉を冷却した後に出る汚染水は、多核種除去設備(ALPS)で放射物質を浄化し取り除きます。しかし“トリチウム”だけは取り除くことが出来ません。その原因はトリチウム(三重水素)の多くが他の水素と同じように酸素と結びつき、水分子の形で存在しているため分離することが難しいとの説明を受けました。海洋放出の基準は、国際原子力機構(IAEA)で定められていますが、その基準値をさらに40倍に稀釈して放出します。
廃炉までの長い道程をひとつひとつ難関を乗り越えて進んでいる姿は、感銘を受けました。東電の現場の幹部の皆様には「全世界の原発関係者が注目している廃炉事業ですね」と申し上げました。
現在、東電が取り組んでいる仕事は、避難した住民の方々に対する保障の仕事を第一として
①放射性汚染区域の除染
②ALPS処理水の海洋放出
③メルトダウンしたデブリの除去
など、いずれも歴史に残る重大な仕事と深い感慨を覚えました。
ご案内頂いた東電関係者の皆様に御礼申し上げます。
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