福岡市や新宿区などがテナントの家賃補助を始めた。各々の背景があるが、武蔵野市も吉祥寺を抱えているので、何らかの支援制度が欲しい
高度商業地区Ⅱにあたる吉祥寺の中心街の19商店会家賃は一階のロード店で3~10万円/坪、特に高い所は20万円/坪のところもある。
20万円/坪なら5坪で100万だ。驚くべき数字だが、それでも何とかまわってきたから凄い。しかしコロナ禍をきっかけに、様子が変わってきた。テナントは建物のオーナーに家賃の大幅値下げをお願いしている。しかしオーナーにも事情がある。借金して建物を建て、返済計画もある。さらに地主さん(お寺の所有が多いのだが)に地代も払わなければならない。土地が高いので地代も高い。
一般に飲食等のテナントの運転資金は経費の2~3ヶ月分といわれているので、4月5月が限界だ。各種、国の制度を利用してもらうのだが、地元武蔵野市としても何らかの助成が必要だ。国、都、市と、地主、建物オーナー、テナント一体となって、各々痛みを分かち合わなければコロナ禍は乗り切れない。
1920年代の大恐慌以来という経済状況に立ち向かう気力と粘りと各々の助け合いが求められている。武蔵野市の表玄関吉祥寺をシャッター街にしないために!
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