石破茂新総裁を決戦投票で誕生させた力は、自民党衆参両議員の良識です-野田立憲党首と対等に国の在り方を語れる人物として、選ばれたのでしょう

石破茂新総裁を決戦投票で誕生させた力は、自民党衆参両議員の良識です-野田立憲党首と対等に国の在り方を語れる人物として、選ばれたのでしょう

人気先行の小泉さん。党内で過去20年間全く議論していない選択的夫婦別姓を第一に掲げたことで、自民党の現職議員は、これで大丈夫かと思い至ったのでは。解雇規制の緩和やライドシェアの解禁。また早期解散も本格的議論から逃げていると見えた。小泉さんは、これを機会に頭で考えるのでなく、肌で考えて成長して欲しい。

高市早苗さんは、全国の保守派を結集して急速に伸びましたが「私が総理になっても、靖国参拝は続ける」という発言が響いた。そこまで言い切る必要があるのかという危惧を抱いた議員も多かったのでは?とはいえ、立ち位置をはっきりして、決戦投票に残ったのは国の内外にきちんとしたメッセージを出せたことになる。立派に役割を果たしました。拍手。

当選した石破茂さんとは共通の友人がいて、市長時代から交流があり、お招きをいただき鳥取市にお伺いして、当時の片山善博・鳥取県知事と三人で地方自治について500人の聴衆を前に講演したことを思い出します。

安全保障の権威として知られる石破さんは、故郷鳥取に対する深い思いと、全国の過疎地域をなんとかしなければという思い入れが強いのでしょう。