深沢議員他、市有地売却に賛成の議員の皆さん、吉祥寺大通り東駐輪場について市民やマスコミに公開して、市民討論会をやりませんか
武蔵野市長選挙期間中に吉祥寺大通り東駐輪場についてと称するビラが配布された。発行者は「住み続けられるまち武蔵野へ」政策チームとある。松下市長の確認団体と思しき団体のビラだ。
ビラを読むと、
1.突然、土屋氏が「吉祥寺駅北口駐輪場反対を言い出した」
2.11億円の土地を3億円の土地と交換するのは常識外れ?
3.土地を交換して何か良くなるの
以上、3項目が書いてあり、土屋氏の選挙フェイク、パフォーマンスと決めつけている。そこで名指しされた私、土屋正忠は今後に続くことでもあるので、改めて次のように指摘したい。
第一に私が「突然吉祥寺駅北口駐輪場売却反対を言い出した」との主張について。この問題の経過は市民の情報公開請求や市議会での論議を通じて、次のよう時系列に整理されます。
1.本年(令和3年)5月17日、市議会建設委員会に本件の土地売買の方針が報告された。
2.6月に地元住民有志がつくる吉祥寺東部街づくり協議会に、武蔵野市都市開発部参事(部長職)が来て、本件土地売買について報告。その際「市議会議員には言わないで欲しい」と口止めされた。
3.7月29日に開催された東部街づくり協議会が開かれ、相談役の私(土屋)が呼ばれて意見を求められた。そこで市の担当者から説明を聞いた方が良いとアドヴァイス。
4.8月5日吉祥寺東部街づくり協議会に市都市開発部M参事と副参事が来て、駐輪場を廃止して隣地土地所有者に売却すると発言した。尚、席上この参事は売却先の企業について、企業の評価、株主総会のこと、企業の業績まで立ち入って話し、市の職員というより企業の代理人のようだった。相当話が出来ている印象だった。
5.9月市議会が間近に迫っていたので、住民が「売却反対」の陳情を出す事になった。宛先はどこに出したら良いのかと相談されたので、行政側の責任者は市長、同時に市民代表である市議会にも陳情したらとアドヴァイス。9月市議会に陳情が出された。
6.9月16日、市議会建設委員会で陳情が行われることになり、市民一人と私が陳述した。
7.吉祥寺大通り東駐輪場売却問題は、一握りの都市開発部職員がリードし、一般市民には全く情報公開されてなく、秘かに進められたのです。
深沢議員他に申し上げる。以上のような経過を考えれば「突然、土屋氏が吉祥寺駅北口駐輪場売却を言い出した」のではなく、市の行政財産を売却するなど、市政始まって以来の異例な行政行為を5月まで市議会にも知らせず、秘かに市民に知られないように進めてきた松下市長側に問題があったというべきではありませんか。
深沢議員他に重ねて申し上げる。情報公開ゼロ、市民参加ゼロを自治基本条例に違反すると厳しく行政側を追求するのが、市議会議員の貴方の役割ではないのですか。
第二の11億円の土地を3億円の土地と交換するのは常識ハズレの項について申し上げる。
私がブログに書いたのは、市議会で議論され公開された数字を使って申し上げているのです。この土地は平成5年に購入された時の価格について11億円と発表がありました。又、吉祥寺図書館の東の購入予定の土地についての3億円も同様な質疑があったと聞いています。11億で買った土地が値下りしているのは、当時の土屋市長の責任だみたいな珍妙な論理は、市議会議員としてみっともないから止めた方がよいですよ。
土地の価格は値上がりする時もあれば、稀に値下がりすることもある。バブル期の終焉期の平成5年に市がこの土地を購入した時は、11億円が適正価格だったのです。損害が発生したというなら売却しなければよい。本来の目的の再開発の種地として、駐輪場として使うべきと主張すべきではないですか。
第三に土地を交換して何が良くなるのかについて申し上げる
深沢議員他のペーパーによれば、
市の駐輪場の東側の借地の駐輪場120台分が地主から契約を解除されたため、新たに探すことになり、吉祥寺図書館の東側土地を、その所有者と交渉した。その時出された条件が、市所有の吉祥寺大通り東駐輪場と交換するならという条件だった。そこで交換することにしたとの記述があり驚いた。
吉祥寺図書館の東側土地は近隣商業地域で容積率300%。全部駐輪場として、立体的に使用しても約700台分しか出来ない。一部を武蔵野市消防団第2分団の用地として使えば、もっと減少します。今ある市の駐輪場は694台収容ですから、これを廃止したうえで借地分120台を加えると合計814台必要です。新たに作る700台では明らかに不足します。借地を解約した120台分は充足できないのです。足し算の話で論理が破綻していると思います。
深沢議員他の方々に改めて申し上げます。この問題を公開で、市民討論会をやりましょう。