武蔵野市長小美濃安弘氏は「都市は単立出来ない」と語るー桜まつりは全国から姉妹友好都市の首長・幹部が勢ぞろい。農村・漁村と都市が手をつなぐ

武蔵野市長小美濃安弘氏は「都市は単立出来ない」と語るー桜まつりは全国から姉妹友好都市の首長・幹部が勢ぞろい。農村・漁村と都市が手をつなぐ

小美濃新武蔵野市長は、市報で「都市は単立出来ない」と新任の抱負を語った。武蔵野市は人口14万7000人で市民の大半はサラリーマンで国内外を相手に仕事をして富を得ているが、面積は東西6km、南北2kmの11㎢で農地は僅か26haしかない。主食の米や小麦はゼロ。野菜も100戸余りの農家が頑張っているが、26haの農地では市民生活を支えることは到底できない。全国の農村・漁村の生産の街に支えられている。

エネルギーも同様だ。正確にいえば、日本人の享受している食をはじめとする豊かさは世界中の人々に支えられていると言っても過言ではない。一見、華やかに見える都市生活も、生産の街や生産の国に支えられている。

小美濃安弘市長の「都市は単立出来ない」「全国の人々に支えられている」「全国の人々と助け合う」との主張は、現在社会を的確にとらえている。だからこそ、能登半島地震や台湾地震、さらにロシアのウクライナに対する侵略戦争、テロ組織ハマスの攻撃によって始まったイスラエル・ガザ戦争に心を寄せることが出来るのだ。

武蔵野市の桜まつりは先週行われたが、二分咲きの桜の下、5万人を超える人々が集まって、四年ぶりの市民同士の交流や姉妹友好都市の人々との交流を楽しんだ。

各市町村が持参した名産品は、全部売れたという。