武蔵野市職員の中には「長期計画は市民参加で決めたので、市長が代わっても継続する」などと寝ぼけたことを言う者がいるらしい

武蔵野市職員の中には「長期計画は市民参加で決めたので、市長が代わっても継続する」などと寝ぼけたことを言う者がいるらしい

武蔵野市長期計画は、市長が定める10年の展望計画である。その過程において市民参加を求めるが、市民が責任を持つわけではない。選挙で選ばれた市長が責任を持っている。

市議会は、長期計画全般について議論し、そのうちの大綱について議決する。市長が決めた長期計画は市政について一定の方向性は持っているが、職員が金科玉条のように言うような性格ではない。個別の事業計画は、毎年度の予算で決定する。

そもそも、現行の長期計画の位置づけは、作成した方がよいが、作成しなくてもよく、各々の地方公共団体が定めることになっている。市民参加を重視する武蔵野市の場合は、条例により作成することを定めている。

憲法第93条によって直接選挙で選ばれる市長の政治的判断と公約が第一で、それと長期計画を同一に論ずるのは法体系を十分理解していないということになる。