橋本龍太郎総理(当時)は、減税に言及して選挙で敗けた。安倍晋三総理(当時)は、消費税を二度増税したが衆・参選挙で勝ち続けた
1998年夏の参議院選挙で橋本総理は「恒久的減税」という主張をした。テレビで対談した評論家の田原総一朗さんから「恒久減税をやるのですか?」と問われ、答えが明快でなかった。そして支持率は急降下して選挙に敗けた。
“新党さきがけ”の田中秀征さんは著書『舵を切れ』の中で、選挙中に自民党は「屋上にいたエレベーターがノン・ストップで下降しているようだ」と述懐している。
増税して勝ち続けたのが安倍晋三総理です。私は総務副大臣(当時)に任命され、安倍総理の近くにおりましたが「一つの内閣で、二度消費税を増税した内閣はない」と悩みつつも、消費税を公約通り5%→8%→10%と上げ、衆・参選挙に勝ち続けました。
選挙は、減税をしたから勝てる。増税をしたら敗けるというものではない。
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