松下玲子前武蔵野市長に9億9870万円の損害賠償を求める住民訴訟。次回は7月2日開廷。1年10カ月を経て結審が近い

松下玲子前武蔵野市長に9億9870万円の損害賠償を求める住民訴訟。次回は7月2日開廷。1年10カ月を経て結審が近い

松下玲子前武蔵野市長は令和3年10月28日、吉祥寺駅北口1分の超一等地の市の駐輪場を隣地所有者に随意契約で売却した。この行政行為は、道路法や都市計画法などの公法に基づかない契約であり、権限の濫用、違法である。

さらに土地価格の鑑定を浅川肇不動産鑑定士1人のみに依頼した一者鑑定であり、従来は複数者に鑑定を依頼していたのに不当。その上、土地の正常価格(その土地単体での評価)が、なんと坪524万円と異常に低く、市に多大な損害を与えた。

武蔵野市は松下玲子氏(当時の市長)に損害賠償を請求するように求める。

開廷日時:7月2日(火) 午前11時 
開廷場所:東京地裁 民事第二部 703号法廷
原告:土屋正忠、山本徹 
被告:小美濃安弘武蔵野市長
損害請求額:9億9870万円 

なお、昨年末の市長選挙で小美濃安弘さんが市長に当選し、12月24日から市長に就任したので、法人代表の小美濃市長が被告になりました。