暴走する市長を見事にストップ!あきる野市議会、市長に二度不信任。やり直し市長選挙で圧勝
9月4日投・開票の東京都あきる野市長選挙は、不信任を突き付けられて辞職した市長が再度立候補したが、大差で敗れた。不信任派の市議のリーダーが圧勝した。
① 中嶋博幸(無新・前市議長) 18600票
② 村木英幸(無前・前市長) 4677票
③ 数野 一(共新) 2450票
④ 木下 優(無新) 1562票
村木前市長は令和元(2019)年に初当選した。就任後、特別養護老人ホーム建設を進めようとしたが、市議会の多勢は反対。執行権を振りかざして建設に突き進んだ。これら一連のやり取りで市議会の多勢は市長の強引な市政運営に反発し、不信任を提出。可決された。
それに対抗し、村木市長は市議会を解散し、市議会議員選挙が実施された。市議選では“市長不信任者”が全員当選し、再び不信任決議。そして市長選挙となったのである。
日本の地方自治は長と議員を直接住民が選ぶ二元的自治です。しかし、予算編成権と執行権、条例提出権と市議会事務局の人事権まで持っている市長は、極めて強い立場を持っている。
地方議会の最大の役割は、予算や人事等の強力な執行権を持つ市長をどうチェックするのか問われる。行政監督権こそ市議会の最大の使命だ。
地元武蔵野市でも、きちんと行政監督権を発揮してほしい。
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